【民泊wifi】SIMのみで契約したモバイルルーターは民泊で使える?メリットデメリットを解説
2020.10.17民泊でご自身で持参するネット環境を使いたい方、またはモバイルルーターを導入しようと考えている業者の方の中には、SIMのみで契約したモバイルルーターでインターネットが利用できるかどうか気になるところでしょう。
インターネット環境を整えておかないと、お客様の満足度は高まりませんが、こちら側としても費用は安く抑えたいものですよね。そこでオススメなのが格安SIMでモバイルルーターを使うことです。
この記事では、SIMのみでWi-Fiを民泊で使えるのか?そしてそのメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
モバイルルーターとは?
まずはモバイルルーターとは何かを解説します。
モバイルルーターは、持ち運び先でインターネットに接続できる小型の通信機器のことです。Wi-Fi対応のスマートフォンやタブレット、パソコン、ゲーム機などの電子機器を接続すると外出先でも使えます。
モバイルルーターはポケットWi-Fiやモバイルデータ通信端末という別名でも呼ばれています。
もちろん自宅にインターネット環境がない方も、モバイルルーターをお持ちなら自宅でインターネット接続をすることができるようになります。
モバイルルーターは、ドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯会社で販売しています。他にも、格安SIMのサービスを提供している携帯販売会社でも購入することが可能です。
モバイルルーターとWi-Fiルーターの違い
モバイルルーターとWi-Fiルーターはなんとなく似ている感じがしますが、モバイルルーターはWi-Fiルーターの一種。その内、持ち運べるタイプのものをモバイルルーターといいます。
Wi-Fiルーターには据え置き型のものがあり、フレッツ光などの固定回線をルーターに接続することによって有線または無線で使用可能です。
どちらの機種も無線で使うには、ルーターの電波が受信できる数メートルの範囲でしか使用することができません。
モバイルルーターは、据え置き型のルーターとは違い、工事が不要となっています。接続したい機種と一緒に持ち歩けばどこでも接続することができます。
基地局からの電波が届かないところではもちろん使うことができません。
モバイルルーターとテザリングの違い
テザリングとは、モバイルデータ通信ができる端末を利用して、P C、タブレット、ゲーム機などをインターネットに接続することです。
テザリングには3つの接続方法があります。
1.Wi-Fi接続
・Bluetooth接続より回線速度が速い
・バッテリーの消耗が激しい
・無線接続なのでケーブルが必要ない
・U S B接続に比較するとセキュリティは劣る
2.Bluetooth接続
・回線速度が比較的遅い
・Wi-Fi接続よりバッテリーの消耗が少ない
・無線接続なのでケーブルが必要ない
・U S Bに比較するとセキュリティは劣る
3.USB接続
・他の接続方法と比較して通信速度が速い
・充電しながらテザリングできる
・無線接続ではないのでケーブルが必要
・優先接続なのでセキュリティが高い
ざっくり解説するとこれがテザリングというものです。
一方でモバイルルーターは、インターネット接続をするための機器であり、その他の機能は持っていません。テザリングは、ご使用のスマートフォンやタブレットなどをアクセスポイントにしてインターネット接続します。
モバイルルーターを使う際の注意点
モバイルWi-Fiルーターを格安SIMで使えると言っても、全てのルーターを使えるわけではありません。スマートフォンと同じように大手キャリアで提供されているルーターはSIMロックがかかっているため、SIMロック解除を行うか、同じキャリアの回線のSIMカードを挿して使う必要があります。
モバイルWi-Fiルーターを格安S I Mで使うメリット
月額料金が安いこと
とにかく費用を安く抑えたいという方にはオススメです。モバイルWi-Fiルーターの一番の魅力といえば、月額料金が安いという点にあります。データ容量や通信速度などにばらつきがあるため、他の大手キャリアと比較して、どちらがいいとは一概にはいえませんが、価格で言うと格安SIMの方が圧倒的に安くなっております。
なので、民泊の運営費用をとにかく抑えたいという方にはオススメです。大手に比べて通信速度やデータ容量が劣るとはいえ、お客様が大量に動画のダウンロードやデータダウンロードをしない限り、まず問題ないでしょう。
契約期間の縛りがないことが多い
格安SIMのデータ専用プランには契約期間の縛りがないことが多いため、短期間での利用でも解約金や違約金が発生しません。そのため、民泊の運営を一時期停止する場合など、違約金を気にせず解約できるので、かなり安心できるのではないでしょうか?
上記の2点から、とにかく気軽に利用できるモバイルWi-Fiルーター。試してみたいという方に対してもかなりハードルが低くなっているため、気になっている民泊経営者の方は、試してみてもいいかもしれませんね。
モバイルWi-Fiルーターを格安SIMで使うことのデメリット
高速通信量の制限があること
モバイルWi-Fiルーターを使うデメリットの1つとして、高速通信量の制限があります。容量無制限のプランを設けているルーターもありますが、通信速度や、短期的な使いすぎによる通信制限など、何かしらの制限が設けられていることが多いです。
通信速度が遅くなる場合もある
格安SIMは時間帯によって通信速度が遅くなってしまうことがあります。皆さんがよく使うような時間帯は比較的、通信速度が遅くなってしまいます。例えば、通勤時間やお昼休みの時間、帰宅の時間などなど。
先ほども述べましたが、宿泊されるお客様が短期的に使う分には何の支障もないと思われます。Wi-Fi環境がないよりはあった方が当然満足度も上がるので、費用を抑えて導入したい方は格安SIMがオススメです。
格安SIMでモバイルWi-Fiルーターを活用する方法
格安SIMでモバイルWi-Fiルーターを活用する方法は、以下3点の購入方法によって異なります。
・モバイルルーターを大手携帯電話会社で購入
・単体で購入した場合
・MVNOで購入した場合
それぞれ見ていきましょう。
大手携帯電話会社で購入する場合
大手携帯電話会社でモバイルルーターを購入した場合、契約予定の格安SIMが同じ回線を使っていれば使用可能ですが、同じ回線を使用することができない場合は、SIMロック解除が必要です。
SIMロック解除は大手携帯電話会社でしてもらう必要があります。また日数がかかりますので、余裕を持って手続きを行う必要がございます。
ただし、モバイルルーターのモデルや契約によってSIMロック解除ができない場合もあるため、あらかじめご確認ください。
モバイルルーターを単体で購入する場合
家電量販店や通販などでモバイルルーターのみを購入した場合、格安SIMを契約する際はSIMのみを契約する必要があります。
ただし、モバイルルーターによっては特定の回線でなければ使えないものがあります。
そのためモバイルルーターが対応しているドコモ・au・ソフトバンク回線用の格安SIMを選ぶ必要があります。
また、事前に携帯電話会社の動作確認済み端末の確認が必要です。
格安SIM契約時に同時に購入する場合
モバイルルーター対応回線を選ぶ必要があります。
格安SIMと同時購入する場合は、モバイルルーターと格安SIMがセットになって届きます。
格安スマホと異なり自分自身で設定をしなければなりませんが、難しくありません。モバイルルーターに格安SIMを挿し込み、APN設定をするだけです。
モバイルルーターを選ぶ際の注意点
各社が利用している周波数とルーターの対応周波数が合っていないと、通信速度面でそのルーターの能力が最大限発揮できないことがあります。対応周波数のチェックはLTEのBand表記で確認できます。
本文でも何度もお伝えしましたが、費用を抑えてWi-Fiを導入したい方には、格安SIMはかなり良いのではないでしょうか?
そこまでの容量を使うことを想定していないお客様であればおすすめです。また1日ごとに通信料がリセットされるルーターもあるみたいなので、ぜひそちらも検討してみてはいかがでしょうか?
最近の投稿
物件一覧