民泊ではどうチェックインするの?チェックイン方法について
2021.10.10民泊施設ではホテルのような通常チェックインの他にセルフチェックインを導入しているところも多くあります。
新型コロナウィルスの影響により対人接触回数を減らす目的でもセルフチェックインの導入が進みました。
通常の対面チェックイン方法とどう違うのでしょうか。
もしトラブルがあったりした場合はどうしたらよいのでしょうか。
この記事では、民泊のチェックイン方法について解説します。
目次
民泊施設のチェックインシステムはどうなってるの?
民泊施設へ宿泊する場合も、ホテルなどと同様にチェックイン手続きが必要です。
チェックイン手続きを行うことで、何日の何時から、誰が何名で宿泊、利用したのかを把握しています。
民泊施設の場合、通常のホテルと同様の有人でのチェックイン、また無人でのセルフチェックインの二種類のチェックイン方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ただどちらの方法であっても難しいものではないので、どちらのチェックインシステムでも心配する必要はありません。
セルフチェックインの場合、予約ページに「無人施設である」「セルフチェックインの導入」などといった内容が記載されています。
現在のコロナ渦でなるべく人との接触を避けたい場合にはセルフチェックインを導入している施設だと安心ですね。
有人でのチェックイン
有人でのチェックイン施設の場合、通常のホテルとほとんど変わりません。
施設に到着後、予約名を告げて本人確認をした後、お部屋の鍵を受け取ります。
施設に行くまでに迷ってしまったり、お部屋に入った際に何か不具合があった場合など、フロントにスタッフがいるため、すぐに対応してもらえるのがメリットです。
また、フロントにスタッフがいる=常に人がいるため、宿泊日以前に宿泊施設に荷物を送りたい場合など、受取保管をしてもらえることがあります。
(一部取違ミスや責任の関係から受付していない施設もありますので、必ず事前に確認は必要です。)
大きな荷物や大量の荷物を持っていきたい場合などは、事前に受け取っておいてもらえると非常に助かりますね。
ちなみに、筆者は海外へ旅行へ行く際など、現地で使う携帯SIMカードを現地のAmazonなどで購入しホテルに事前に送っています。
そうするとホテル到着後にすぐに使うことができて便利です。
なお、荷物をホテルや民泊施設に送る場合、いったいいつからチェックインするゲストの荷物なのか明確にしておく必要があります。
もちろん、施設側も調べればわかりますが、たくさんある予約リストの中から探し出さなければならず、チェックイン当日に荷物を受け取っていることを引継ぎされず、引き取りに時間がかかってしまう場合もあります。
また、中にはいつからのゲストかわからない場合、荷物の受取を拒否されてしまう可能性もあります。
施設側としては不正利用に住所を使われてしまったり、宿泊者以外の荷物を誤って受け取ってしまわないようにするため、不明な荷物は受け取らないようにしている場合も考えられます。
荷物を送る場合には、受取人名のところに「●月●日チェックイン予定」などチェックイン日、Airbnbなどからの予約の場合はアカウント名などを名前と一緒に併記しておくとわかりやすく、親切だと思います。
逆に有人施設でチェックインをするデメリットはほとんど見つかりません。
あえて挙げるとしたら、このコロナ渦で対面での接触が必要になるという点でしょうか。
ただこの点もある程度のソーシャルディスタンスをきちんと確保していれば問題ないかと思われます。
無人でのチェックイン方法
最近はデジタルツールの導入などで民泊施設だけでなく、ホテルなどでもセルフチェックインを導入する施設が増えてきました。
人件費の節約やセキュリティの観点からもこれからもっと増えてくるのではないかと思います。
セルフチェックインでスタッフが常駐していないとなると、慣れていないと少し不安に感じてしまうかもしれません。しかし、セルフでもそんなに難しいことはなく、また事前にチェックイン方法について丁寧に説明があるはずですので、心配はいりません。
一般的にホテルにチェックインすると以下のような流れとなり、民泊セルフチェックインでも同じ流れをたどっていきます。
- 宿泊者情報の記入依頼=民泊では事前の宿泊者名簿の提出
- 身分証の提出=民泊では事前に提出
- チェックアウト日や予約内容の確認=本人利用の確認 ←チェックイン手続
- お部屋の鍵の受け渡し
上記のようにホテルでは対面でチェックアウト日などの確認をしながら、予約者本人(もしくは予約時に申告の宿泊者本人)であることを確認しています。
しかし、セルフチェックインの場合は上記の流れをすべてオンラインで行います。
チェックイン日までに事前に宿泊者名簿を提出していますので、当日、宿泊施設に到着してからチェックイン手続きのみを行います。
セルフチェックインの場合、ビデオカメラやテレビ電話などで本人利用の確認を行うことが多いようです。
施設によって「セルフチェックイン後、鍵の案内があり入室」するパターンと「先に鍵の案内がされており、入室後にチェックインの手続」を行うパターンと分かれるようです。
電子キーなど入室もデジタル(電子錠)で行う場合には、先述の「セルフチェックイン後、鍵の案内」となるパターンが多いです。
入室からチェックイン完了までの流れは以下です。
施設によっては1と2の順番が入れ替わる場合もあります。
1)鍵の受け渡し、入室
無人施設でのセルフチェックインの場合、どのように入室するのか気になりますよね。
一般的に事前に鍵の受け渡しについて案内があります。
お部屋の解錠方法は大きく分けて、通常の自宅の鍵などと同じようにアナログキーを挿し込んで解錠するタイプと、デジタルで解錠する電子錠(デジタルキー)タイプと二種類です。
細かくは、
- キーボックスなどから鍵を取り出して入室する
- ドアに電子ロックが設置されておりデジタルキー番号を入力して解錠する
- スマホなどと連動していてチェックイン手続きをするとスマホで解錠できるようになる
などの入室方法があります。
詳しい鍵の受け渡しについてはこちらでも紹介しています。
2)チェックインシステムへの入力
お部屋に入ったら、もしくは施設に到着したら、民泊ホストや運営者から事前に依頼があった方法にてチェックインを行います。
通常は施設の入口、もしくは入った玄関脇などにチェックイン用タブレットが設置されていますので、それを利用してチェックインを行います。
こちらでのチェックインシステムの利用方法についても大抵の場合は事前にメールなどで説明がされています。
また、タブレットの近くにも利用方法についての案内が置いてあることが多いので、それらに従って進めればOKです。
一般的にはそういった説明やマニュアルを読まなくても直感的に使い方がわかるようになっており、画面に表示されている必要事項を入力していけばチェックインできるようになっているかと思います。
なお、チェックイン時には、事前にお知らせされているチェックインコードが必ず必要になります。
これは予約完了後、もしくは宿泊者情報を入力完了した時点で送られてきます。
この番号がないと当日チェックインができませんので、必ずチェックしましょう。
ちなみに予約番号とチェックインコードは別物ですので、注意しましょう。
予約番号はAirbnbやBooking.comなど予約サイトからその宿泊施設を予約したという確認のための番号で、予約サイトが発行していることがほとんどです。
そのため、その予約サイトなどで予約情報の確認をする際に利用します。
それに対し、チェックインコードは宿泊施設がゲストそれぞれに割り振るチェックインするためのコードで、チェックインシステムで管理する番号です。
予約の照会などでは利用できませんのでご注意ください。
もしセルフチェックインなのに、チェックインコードが送られてこない場合、チェックイン時に困るので、迷惑メールに振り分けられていないかをチェックし、チェックイン時にチェックインコードが不要なのか、宿泊施設に問い合わせしてみた方がよいかもしれません。
また、万が一どうしてもチェックインの方法がわからなかったり、タブレットのエラーなどでチェックインを完了できない場合などに備えて、出発前に問い合わせ先の電話番号やメールアドレスなどは事前に別に控えていくことをおすすめします。
定期的に運営者側でチェックや確認はしているものの、どうしてもシステムエラーや故障など100%防ぐことはできませんので、万が一に備えて連絡先を持っておくと安心です。
無人でのチェックインの場合、事前に荷物を送ってもスタッフがいなく、予約した民泊施設には他のゲストが宿泊しているため、受け取ることができず事前の荷物配送不可という場合も多くあります。
なお、カウンターや他のオーナー施設などで受け取ってもらえる場合もありますが、予約した民泊施設への配送は不可であることが多いので、荷物を送りたいと考えている場合は事前に必ず確認をしましょう。
もしチェックイン時にトラブルがあったら?
上記でも触れたように、通常はチェックアウトの清掃の度にチェックインタブレットは起動確認などして入念にチェックされているものですが、それでもどうしても発生してしまう場合があります。
そういった場合は後回しにしたりスルーしたりせず、すみやかにホストや運営オーナーに連絡を取りましょう。
正確なチェックイン時がわからないと後で何かトラブルなどになった場合に問題になってしまいます。
また、スマートロックやデジタルキーなどで入室の解錠番号がチェックイン後に表示されるシステムの場合、入室ができませんので、そういった時のためにも非常時の連絡先を手元に控えておくとよいでしょう。
なお、よくあるパターンでの対処方法を紹介します。
1)タブレットの画面が暗いまま
清掃のタイミングで充電コードが抜けてしまった、動作確認後に充電器に置いた際にきちんとはまっていなかったなどの理由で、十分な充電がされてなく電源が入っていない可能性があります。
充電器に挿してみてランプがつくか確認してみましょう。
もしランプがつくようなら充電がなくなっていることが原因の可能性がありますので、少し充電してから再度試してみるとよいでしょう。
2)タブレットの画面が固まっていてどこを触っても動かない
何を触ってもまったく動かない場合、画面がフリーズしている可能性があります。その場合は、アプリを一度閉じてみてください。
それもできないようならアプリがフリーズしているのではなくタブレット自体の問題の可能性がありますので、電源を一度切り、数分~5分ほど待って、再度立ち上げてください。
電源のオフオンだけでも結構な確率でエラーは直ります。
3)チェックインシステムに入力をしても、先へ進むボタンが表示されない or グレーアウトしていてボタンを押下できない
この場合は、必要事項がすべて入力されていない可能性があります。
よくある誤りとして以下があります。
- どこか入力が完了していない箇所がある
- 入力フォームの前後にスペースが入ってしまっている
- 全角・半角があっていない
特にスマートフォンから操作していると、予測変換などでスペースが入ってしまっていたり、全角と半角が混ざってしまっていたりします。
メールアドレス入力欄などによくあるのが、「@」だけが大文字になってしまっているケース。
ぱっと目視しただけでは判断ができないので気づきにくいため、メールアドレスなどの入力時は英語キーボードにしてから入力するとよいでしょう。
民泊ならではのチェックイン方法についてご紹介しました。今まで民泊が出現するまでは有人カウンターでのホテルでは必要がなかったセルフチェックイン。
海外では人件費削減や利用者の手続簡略化のため、民泊のようにセルフチェックイン、スマートフォンでの解錠入室を導入するホテルもいくつかできてきています。
今後は民泊だけではなく、ホテルなどでも導入が進むかもしれません。
でもきっと思ってるより意外と難しくないと感じませんでしょうか。民泊やホテルでは日本人はもちろん、海外からなど文化の違うゲストも利用します。そういった人たちにも簡単にわかるシステムでなければ、スムーズにチェックインができません。
直感的にわかりやすく製作されていますので、不安はいりません。ただ念のため連絡先だけ控えてぜひトライしてみてください。
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