【民泊運営のWifi】最強or最安のおすすめは?速度や利便性を徹底比較
2021.08.04民泊運営で必須となるインターネット環境ですが、何が最適でしょうか。
固定Wifiが良いか、モバイルWifiが良いのか?メリットデメリットを比較して解説いたします。
目次
民泊でのWifiは固定 or モバイルWifi
民泊に限らず、今や宿泊先でのネット回線は必須です。
新しく民泊を始める場合、ネット回線をどうするか悩みますよね。
ネット回線の設置するにあたり、どんな種類があるのかまとめてみました。
①光回線など通常の固定Wifi
民泊が始まったばかりの頃は、モバイルWifiが主流でした。
それは外国人の利用が多く、今ほど海外でネットを接続するのが難しかったからです。
特に日本では短期利用でのモバイルWifiやモバイルSIMの環境が整っていなかったため、モバイルWifiを民泊に用意しておくことで喜ばれ、集客へとつながっていました。
しかし、現在は旅行者用のSIMなども多く販売されるようになったため、モバイルWifiにこだわらなくてもよくなりました。
また、動画サービスを利用する人も増えたことにより、民泊施設でのネット回線が安定している方が喜ばれるのではと思います。
レストランや何かのサービスを選択・予約する際、サービス案内や道案内なども動画を活用するところも増えてきています。また、夜はNetflixやHulu、Amazonプライムなどの動画をグループで楽しむ人も増えています。
そのため、現在は固定Wifiが主流となっているように見受けられます。
◎メリット
・回線速度が安定している
・大人数でアクセスしても比較的安定する
・容量制限や速度制限がない
×メリット
・持ち歩きできない
・事前に工事が必要
・料金が高め
・契約期間の縛りがある場合がある
・広めのお部屋である
・プロジェクタなどを設置している
・お部屋のインテリアに凝っていて、女子会やパーティー向けのお部屋である
・お部屋でゆっくり過ごしてもらいたい
②持ち歩きできないものの、設置型Wifi(置くだけWifi)
固定Wifiだと工事なども必要になり、設置までに時間がかかります。また解約する際も色々と手間がかかるため、簡単にWifiを設置する方法として、設置型のWifiもあります。
設置型のWifiとは、いわゆる置くだけWifiと言われているものです。
置くだけWifiはコンセントをつなぐだけでネットにつながる、工事不要の手軽なWifiです。ホームルーターとも呼ばれています。
固定の光回線などと比べて、月額料金も安いことが多いので、大人数向けではないお部屋には手軽で便利だと思います。
◎メリット
・開通工事が不要
・契約すればすぐ使える(コンセントに挿すだけ)
・モバイルWifiより速度が安定する
・固定Wifiより月額料金が安め
×メリット
・場所によっては利用速度が安定しない
・契約会社によっては速度制限がある場合がある
・持ち運びできない
・固定Wifiより速度遅い
・固定Wifiの工事ができないエリアにある
・2~4人など大人数ではないグループ向けのお部屋である
③持ち歩き可能なモバイルWifi
モバイルWifiはポケットWifiとも言われており、持ち歩きができるサイズのWifi機器のことです。
海外からのゲストが多い場合には、持ち歩きができると自身のスマートフォンと接続して使うことができるので大変喜ばれます。
ただ、モバイルWifiは速度制限や利用制限があることが多いので、契約容量に注意が必要です。
2021年8月現在では、完全無制限のサービスはありません。
◎メリット
・持ち歩きができてどこででも使える
・外出先でも自身のスマートフォンが利用できる
×メリット
・利用制限や速度制限がある
・契約期間に縛りがあることが多い
・コンパクトなため紛失の心配がある
なお、モバイルWifiは民泊で重宝されてきた過去があるため、民泊向けのモバイルWifiサービスもあります。
そういった民泊向けのモバイルWifiを契約すると、契約期間の縛りがないため、非常におすすめです。
・固定Wifiの工事ができないエリアにある
・1~2人など少人数で利用するお部屋
・部屋でゆっくりするというより、立地重視しているお部屋
民泊での最強のWifiは?
ズバリ!最強のWifiは?と聞かれたらやはり、固定Wifiだと言えます。
開通工事など、事前準備に時間がかかりますが、宿泊人数が多くても容量制限などを気にする必要がなく、安定した速度でインターネットを楽しむことができます。
同じ建物内に何部屋も運営しているような場合を除くと、一部屋(ワンルーム~3LDKくらいの広さ)ごとに運営していることがほとんどですので、通常の個人宅で利用する光回線などの契約で十分でしょう。
なお、複数人で同時にアクセスする可能性があるためある程度の速度が出ること、広さにも対応できるルーターの準備を確認した方がよいです。
固定Wifiは各会社がサービスを展開しています。どの会社も初年度はかなり安かったり、他のオプションサービスがあったりして、比較することが容易ではありません。
現在、2~3年の期間固定で契約すると安い、もしくは期間縛りがあることが多いので、その会社と契約した際、解約金がかからない期間を確認し、トータルでいくらかかるのかを確認しましょう。
また、会社やオーナーが契約しているスマートフォンがあれば、そのスマートフォンと同じキャリアを選ぶことでスマホ割など割引サービスを受けられますので、キャリアを統一するとお得に契約することができます。
①お勧めポイント「NTT系か電力会社系」
この2つは広範囲に対応しており、比較的通信品質も優れています。
また大手であることからプロバイダ由来の遅延が発生しにくいです。
ケーブルテレビ系はサービスの提供が局所的でアクセスが集中した際などに通信速度が落ちてしまう傾向がありますので、民泊にはあまりおすすめしません。
②表示価格ではなく、実質月額料金が安いかどうかを確認
「月々1,980円~」などといった表示があると惑わされやすいですが、その会社と契約した際に違約金がかからない期間を契約するとトータルでいくらになるのかを計算し、月額で割ってみましょう。
初年度は安く、2年目から料金が変わるところも多くあります。トータルでいくら支払い、期間で割ると月額あたりいくらかで比較してみることをおすすめします。
③違約金/解約金をチェック
短期間で民泊運営を停止することはなかなかないと思いますが、2年縛り、3年縛りだったりした場合、その後も自動更新で2年、3年と続くことがほとんどです。
そのため、更新月以外で解約となった場合、違約金がかかるケースがありますので、必ず以下を確認した方がよいでしょう。
・自動更新かそうでないか
・最低利用期間経過後、解約のタイミングに縛りがあるかどうか
・工事費用が分割されているかどうか(*)
(*)「初期費用無料!」割引サービスなどと謳っているケースも多くありますが、初期設定の費用が分割で月額費用に計上されており、その分の割引がセットになっている場合があります。
こういったケースの場合、途中で解約すると割引サービスが停止となり、解約金以外に工事費用を一括清算する必要がある場合があります。
民泊向け最強のWifiは固定Wifiだと言えますが、固定Wifiの場合、他のサービスとのセット割りなどでも料金が異なってくるため、料金別の紹介は控えます。
なお、回線の安定度でご紹介するとランキング順に以下となります。
1位 NURO光
2位 ドコモ光
3位 auひかり
4位 SoftBank 光
①のおすすめポイントの通りとなりますが、やはり大手順&通信会社が強いですね。
1位のNURO光は通信会社ではないですが、高速インターネットの代名詞となっています。
また、オリコンランキングでも顧客満足度TOPとなっていますので実評判でも最強と言えるでしょう。
NURO光がなぜ速いかというと、G-PONという通信規格を使っていること、速度が劣化しないホームゲートウェイを独自提供していることが理由です。
上記の2~4位のように「●●光」サービスはNTTのフレッツ光の回線を利用しています。
しかし、NURO光は独自回線を利用しているため、回線が混雑しません。他社との共有回線ではなく、利用者の少ない回線(独自回線)を提供することで回線の混雑を避け、速いインターネットを実現しています。
最強のネット固定回線はNURO光と言えます。
民泊で利用するのに最安のWifiは?
民泊運営で一番安くお得に利用できるのはどこなのでしょうか。
会社で契約している他のスマートフォンとのセット割りなどは考えずに比較チェックしてみました。
固定Wifiと比較するとトータルで安いのは民泊向けモバイルWifiです。
契約期間の縛りがなく、解約金や手数料がない&月額料金も安めとなり、安さの面ではモバイルWifiがダントツとなります。
民泊向けWifiはただ安いだけではなく、故障時に交換対応をしてくれたり保険が充実していたり、使い方などに困った際、多言語対応してくれたりとサポートがあるのが大きな魅力!
通信速度の安定さは固定Wifiに負けるけど、都市部での利用であればそこまで通信速度の劣りは感じないので、サポート付の民泊向けWifiもおすすめです。
縛りなしWiFi
縛りなしWifiは新しい端末を取り揃えているのが特徴です。どの端末が送られてくるか指定はできないのですが、新しい端末を取り揃えているということは古い端末が届くことはないという点が安心です。
また、この会社は初期費用が無料というのも他社と比較して安くお得ですね。
月額 | 3,366円~ |
初期費用 | 0円 |
最低契約月数 | 2ヶ月 |
大容量プラン | あり |
容量制限 | SoftBank:1日3GB/WiMAX:3日で10GB |
提供端末 | WX05,W04,603HW,502HW |
解約金 | 無料 |
民泊WiFi
業界シェアトップのサービスです。大きなメリットは多言語サポートを導入していること。
外国からの宿泊ゲストが使い方がわからない・・・などとなった場合に、直接サポートへ連絡しゲストの言語で説明をしてくれ、運営者が対応をしなくて済む点が大きな魅力です。
また、申込時や故障した際の端末交換時など、最短当日発送され、土日祝も対応してくれるのはありがたいですね。
月額 | 3,480円~ |
初期費用 | 4,000円 |
最低契約月数 | 1ヶ月 |
容量制限 | 月々30GB |
提供端末 | MF855 |
解約金 | 無料 |
FUJI WiFi
プランが豊富にあるので、自身の都合と予算に合わせて選びやすい!
新しい端末の利用が可能なのもメリットです。
月額 | 2,860円~ |
初期費用 | 2,000円 |
最低契約月数 | 25GB~300GB |
大容量プラン | あり |
提供端末 | W05,W04,304ZT,501HW,FS030W,ARIA2 |
解約金 | 無料 |
最低契約月数 | 1ヵ月 |
いかがでしたでしょうか。
固定Wifiが一番スピードが安定していますが、モバイルWifiのサービスもなかなか負けてませんね。
ただ、モバイルWifiの場合は、ゲストが紛失してしまう可能性も想定し、紛失した・故意に故障させてしまった場合などの対応についても事前に検討し、ゲストへ伝えておくと安心です。
自社で運営している民泊施設の部屋の広さや予約の国別ゲスト数等によって決定すると良いと思います。
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