民泊での料金の計算方法は?お得なケースをシチュエーションしてみよう
2021.05.04民泊に泊まろうと思ったらあれ?なんか宿泊費の計算が難しい・・・?と思ったことはありませんか?ホテルだと1泊一人当たりいくら・・という料金設定ですよね。
民泊はホテルと少し計算方法が異なります。この宿泊費のシステムの違いをうまく活用してお得に宿泊先を決めてみるのもおすすめです。
民泊の料金の計算方法はホテルとは違う
ホテル泊の場合は、1泊一室あたりいくら、もしくは1泊一人当たりいくら、という料金設定になっています。でも民泊の場合は
基本の部屋料金+人数チャージ+清掃費
が基本的な計算方法になります。
この基本の部屋料金は2名までは含まれるなど、基本設定の人数料金は含まれます。
その基本設定人数をオーバーした人数から人数チャージが加算されます。
例えば以下の条件のお部屋に5人で泊まった場合、下記のようになります。
・基本部屋料金1万円(基本人数2人)+人数チャージ2,000円、清掃費4000円
⇒ 基本部屋料金10,000円+人数チャージ(2,000円*3名)+清掃費4,000円=20,000円
この人数チャージと清掃費はホテル泊の時にない計算方法です。
人数チャージかかるの?と思ってしまいがちですが、ホテルだと、人数が増えても1人目や2人目と料金そこまで変わらないですよね。
民泊だと基本の部屋料金より安い値段が人数チャージと設定されていることが多いので、トータルして計算してみると意外と高くはないことがわかります。
人数が増えればタオルやシーツなど使うリネン類も増えるので、そのあたりの消耗品や光熱費分と考えるとしっくりくるのではないでしょうか。
そのため、人数が増えれば増えるほど、民泊の方がお得になります。
また、ホテルのように食事はありません。そのため、プランの選択等もないため、選ぶ基準はわかりやすいでしょう。最近のホテルだと「朝食付き/夕食付/直前割り/クーポン付き・・」等々、色んなプランがあって、何がいいのかわかりにくかったりしませんか?
トータル料金を計算しやすいのと、食事などがないため自身で自由に旅行プランを選びやすいのも民泊の特徴です。
民泊でお得な料金で泊まれるケースは?
先述した条件の民泊で人数ごとに宿泊費を計算してみましょう。
(条件)
・基本部屋料金1万円(基本人数2人)+人数チャージ2,000円、清掃費4000円
(5名1泊した場合)
・基本部屋料金1万円+人数チャージ2,000円*3名+清掃費4000円=20,000円(1泊あたり4,000円/人)
(5名3泊した場合)
・(基本部屋料金1万円+人数チャージ2,000円*3名)*3泊+清掃費4000円=52,000円(1泊あたり3,467円/人)
(6名3泊した場合)
・(基本部屋料金1万円+人数チャージ2,000円*4名)*3泊+清掃費4000円=58,000円(1泊あたり3,222円/人)
以上のことから、人数が多くなるほど、そして泊数が長くなるほどお得になることがわかります。
また、最近ではコロナ渦の中、自主隔離目的などで使うケースもあり、そういう場合、マンスリーとして2週間~1か月などと長期利用も増えています。
そうなると、1泊あたり、という計算ではなくなるため、もっとお得な価格設定となることが多いようです。
民泊で必要な清掃費
一番馴染みがないのが清掃費ですよね。
ホテルに宿泊する場合、清掃費の請求はないので、疑問に思うかもしれません。宿泊するのだから清掃は必ず必要です。
ホテルは常に従業員がいて入れ替わりの度にクリーニングを行っています。そのため、清掃費も宿泊費の中に含まれています。
民泊の場合は入れ替わりのタイミングで清掃会社がクリーニングに入ります。常駐しているわけではありません。そのため、都度の必要経費として別計算となっているものと思われます。
日程によってやキャンペーンなどで宿泊費は変動するため、お得なタイミングで宿泊する際に宿泊費が安くなっているなど、料金内訳がわかりやすくなるのがこの料金体系の良いところだと思っています。
ちなみにホテル泊の場合、清掃費も宿泊費に含まれているため、1泊でも7泊でも1泊あたりの料金は同じです。これには清掃費も含まれた金額ですから、長く泊まれば泊まるほど損している気分になりませんか?
(中には長期割りなどを用意しているホテルもありますので、一概には言えません)
民泊の場合は単純に宿泊費*日数+1回分の清掃費ですから、費用が高くなるということはありません。
こういう点からも長期での宿泊に民泊は向いていると言えるでしょう。
なお、民泊での清掃費にも注意が必要です。
民泊での清掃費で注意する点を2つ挙げます。
1)途中で部屋を替わる場合
宿泊の途中や延泊などでお部屋を移動することがあった場合、2部屋分の清掃費がかかる必要があります。
例えばチェックアウトの当日にやっぱり延泊したい!と問い合わせたところ、同じ部屋はすでに予約があり、違う部屋に移動しなければならなくなった時。
こういう場合、2部屋を利用しているため、2回分の清掃費が必要になります。
2)長期で滞在していて、クリーニングを別途依頼した場合
基本的に民泊で予約時に請求される清掃費は一回分です。そのため、追加で清掃を頼む場合は都度清掃費が請求されます。
また、見落としがちなのがリネン類。
民泊はサービスアパートメントという扱いが多いため、宿泊人数分のタオルやシーツなどリネン類が用意されますが、宿泊日数分ではないことに注意しましょう。
基本的には人数分のタオルを自身で洗濯しながら使います。
途中でタオル類を追加でほしい、シーツを交換してほしい、などの要望を出した際には追加料金がかかることが多いです。
※長期滞在の場合、シーツなどは別途相談の場合もあります。
長期滞在の場合、リネン類の交換が気になる人は予約前に必ず問い合わせして確認をしておくと安心です。
もちろん、シーツやリネン、お部屋などが汚れていたなど、施設側の不備だった場合は追加料金は不要です。
また、設備の交換など施設側都合での部屋の移動の場合も一般的に追加清掃費はかかりません。
※施設によるため、もしこのようなケースがあった場合には事前に確認してください。
民泊とホテル泊では料金体系が異なること、計算方法について説明してきました。
まとめると、
・長期滞在する
・大人数で宿泊する
・お得なキャンペーンや平日などで安い宿泊日の利用
のいずれかに該当していると民泊の方がお得になります。
また、民泊だとキッチンがついていて料理ができたり、大きな冷蔵庫がついていて食料や飲み物をストックできるなど、目に見えないお得な部分もあります。
旅のトータルコストを計算してみると比較しやすいと思いますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
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